八ヶ岳のそば処で有名なお店『そば処 三分一』へ行ってきました。北杜市は自然豊かで本当に空気が澄んでいて気持ちのいいところです。ここは日本名水百選に選ばれている三分一湧水があり、その名水で打つお蕎麦が頂ける為観光地としても人気のスポットです。
名所 | そば処 三分一 (さんぶいち) |
所在地 | 山梨県北杜市長坂町小荒間292-1 |
営業時間 |
4 月~ 11 月:11:00 ~ 20:00 、無休 12月~3月:11:00~15:00、火曜定休 |
アクセス | JR小海線の甲斐小泉駅から徒歩で約10分 中央自動車道の長坂インターから車で約20分甲斐小泉駅から476m |
駐車場 | 有 (約80台) |
三分一湧水とは?
北杜市には日本名水百選が3カ所認定されています。
- 八ヶ岳南麓高原湧水群
- 白州・尾白川
- 金峰山・瑞穂山源流
その①の八ヶ岳南麓高原湧水群の代表的なものに三分一湧水、大滝湧水、女取(めとり)湧水の3カ所が名水百選に選定されています。
三分一湧水は、雑木林の中にあり、水温11℃の水が1日約8500トン湧き出ています。戦国時代に武田信玄が整備し下流の三つの村に農業用水を三等分するために三角石を置いたと伝えられ、今でも堰の真ん中に鎮座しています。また、信玄が信濃攻略のために整備した軍用道路である棒道の一つの出発点が近くにあるなど歴史散策にも適したロケーションです。 (北杜市HPより)
『そば処三分一』の近くには『三分一湧水公園』があり、湧水が流れています。とても綺麗な水なので公園の中を森林浴しながら歩くととても気持ちいいのでおススメです。とても広い公園なのでお蕎麦屋さんの待ち時間又は食後に是非歩いてみて下さい。森林浴癒されますよ。
三分一農産物直売所
こちらもお蕎麦やさんの待ち時間や食後におススメなので直売所。
そば処の隣には『三分一農産直売所』があります。
地産地消の新鮮なお野菜、果物、きのこ、卵、お米、雑穀、お茶、豆やこだわりスイーツもあります。
ここのお野菜は北杜産のものが多い印象です。やはり空気と水のいいところ、土壌のいいところで育った野菜は野菜の食感、甘みが強くてとても美味しいです。
山梨に移住して山梨の武川町で作られている武川米を購入してみましたが、甘くて風味があって美味しいです。気候、土壌が素晴らしいことがわかります。是非直売所に立ち寄られた際にはお野菜等購入してみて下さいね。
そば処三分一へ
そば処のテラス席の近くに『名水』を汲める場所があります。私の場合公園に名水が流れていたのでそちらで汲めるところを探していたんですが実はお蕎麦屋さんのところにあったわけです。
実はお店に入れるまで待ちました。この日は日曜日というのもありますがなんと1時間半です。公園行ったり直売所行ったりしていたので退屈はしていないですけどね。
八ヶ岳南麓産石臼挽そば粉と三分一のミネラル豊富な湧き水で打ったそば。お蕎麦は十割そばか二八そばと選ぶことができます。
この日はたまたまイベントが開催されていた日だったようで、温泉湧水で育ったウナギのおむすびがお客さん全員に配られました。冷たいおにぎりでしたがしっかりウナギの風味がして美味しかったです。(もしかするとこのイベントがあった為、来ている方多かったかもしれませんね。)
私が注文したものは天せいろでせっかくなので十割そばにしました。よく十割そばを頼むとそば粉100%の為つなぎ(グルテン)がないとボソボソしてプチプチと切れてしまうものが多いですが、こちらのお蕎麦はそんなことありません。理想通りすすることができますし、コシも弾力もしっかりありました。お出汁も濃すぎず、薄すぎず私好みでした。天ぷらもは地場産のお野菜を揚げたてて運んでくれますので、サクサクとした食感を楽しめました。お野菜やっぱり美味しいです。店内は客席からも数人の職人さんがそばを打っているところをみることができるので安心して本格的なお蕎麦を味わえると思います。
お塩が添えられているのでまず初めにお塩で頂きそばの風味を楽しみました。日本人でよかったと思う瞬間ですね。本来なら外国人観光客の方も多いと思いますがコロナの時期もありいらっしゃいませんでした。日本の美味しいお蕎麦を世界の方に早く味わってほしいですね。
そばの楽しみ方
- そばが出てきたらまずつゆをつけずに食べてみましょう。(そばの風味を楽しんで下さい。)
- 次に出汁だけを味わってみましょう。(お店によって出汁の取り方、材料にこだわっている為違いを楽しめます。)
- そばと出汁を一緒に召し上がりましょう。
- そばを楽しんだ後はそば湯です。そば湯とは、そばの栄養が溶け出したお湯です。そば湯まで飲めば、そばの全てを味わうことができます。
そばの豆知識
そばの原産地は諸説ありますが中国雲南省周辺という説が有力です。また日本の縄文遺跡からそばの花粉が確認されており、縄文時代には日本にもそばがあったということになります。八ヶ岳三麗は、高原特有の気候と土壌から、美味しい甘味のあるそばを育む地として知られ、昔から手打ちそばが伝承されています。古くは中世に救荒食として、近世では年貢米の上納による主食がわりとして、また、藩主献上品として将軍家へ献上された歴史もあります。夏から秋にかけ、八ヶ岳では一面にそば畑をみることができます。
おわりに
八ヶ岳にはざっと把握できているだけでもそば処は18店舗もあります。温泉は11カ所もある為、泉質も場所によって様々です。単純温泉、炭酸水素塩泉、塩化物泉、硫酸塩泉、硫黄泉と色んな泉質を味わってお気に入りの泉質を見つけるのも楽しいと思います。『そば&温泉MAP』を手に入れ『そば&温泉巡り』をしてみては如何でしょうか?