山梨に移住してよかった点の一つに『こだわりの食材』が手軽に手に入ること。東京にいた時から卵はこだわっていたポイントだったので山梨に来て美味しい卵に出会えて本当に感動しました。私のお気に入りのお店をご紹介します。
店名 | たまご村 |
所在地 | 山梨県甲府市下鍛冶屋町951-1 |
連絡先 | 055-220-2505 |
アクセス | 中央高速甲府南インターより車で7分(小瀬スポーツ公園西側) |
営業時間 | 9:00~17:30
元日より3日間のみ休業 |
たまご村のこだわり
山梨県甲斐市の標高1100mという位置に『黒富士農場』はあり、山梨百名山の3000m級の山々に囲まれた自然豊かなロケーションで鶏たちはとてもいい環境で育てられています。こちらの環境を選んだ理由の一つが天然湧水。人間にとっても水は大事な部分でもありますが、もちろん鶏にとっても同じ。卵白に至っては、約89%が水分と言われているそうです。こちらの「黒富士農場」の上流から流れる湧水には、ミネラルが豊富でたまごの美味しさに繋がっているそうです。私も移住してから湧水をよく汲みにいっていますが、お水を飲むとミネラル成分と甘みを感じることができ、今まで飲んでいたお水との違いにビックリします。人間だけでなく鶏さんも毎日飲むお水だからこそこだわることは大事だと思います。
水に続きこだわっているのがエサです。一般的な鶏の飼料には、大豆やトウモロコシがよく使われますが、現在この2品目は世界の生産量の90%以上が遺伝子組換え種子によって栽培されていると言われています。理由は虫が付きにくい、除草剤に対して抵抗力をもっている為です。ということは「低コストで量産できる」為爆発的に増え続けているそうです。しかし安全性に疑問を感じる声が少なくないというのも現実ですよね。
飼料は使用しておりません。
たまご村の卵の種類
たまご村には5種類のこだわりぬいたたまごが揃っています。
- リアルオーガニック
- 放牧卵
- さくら卵
- ハーブ卵
- 八ヶ岳山麓卵
- リアルオーガニック
たまご村は日本で初めてのオーガニック卵を作ったそうです。オーガニックという言葉も最近ではよく聞くことがあると思いますが、実は日本のオーガニックというのは【有機JAS】を取得する必要があります。この有機JASの基準というのが、鶏の食べるもの、飲むもの、暮らす場所であり採卵鶏では非常に難しく、全てにおいて厳しい基準が設けられてるそうです。
【有機栽培】
- 農薬を使わない
- 化学肥料は使わない
- 肥料を使用する場合は有機肥料のみを使用する
【有機認証】
- 圃場は最低3年以上農薬を使っていない
- 栽培によって環境を破壊しない
- 環境・衛生管理の整備
- 上記に関する管理プログラムの制定及び実施
- 上記に付帯するすべての事項に対する第三認証機関による検査と認証及び年次更新
- 放牧卵
『鶏が幸せに暮らす為にはどうすればよいのか?』を追求し実践し続け、今では非遺伝子組換え飼料を与え、発酵飼料で腸から元気に、美味しい天然の湧き水を飲んでのびのびと走り回り、BMW技術によって外部ストレスのない生活を送れる環境から生み出された放牧卵。「美味しい卵は健康で元気な鶏から」そんな想いで育てている「放牧卵」は、濃厚で臭みがなく美味しいのが特徴です。
- さくら卵
安心安全な食材にこだわっているご家庭の強い味方である生活クラブ。その生活クラブ向けに作ってる卵なので安全性の基準が高いのが特徴です。非遺伝子組換えの飼料を与え、発酵飼料によって腸から元気にし飲み水は天然の湧き水を飲んで育っています。さくら卵の鶏達はゲージ飼いですが、高床式開放ゲージといって一般的なウインドレスの鶏舎に比べると光と風がしっかりと差し込む作りの鶏舎になっており、ストレスが軽減されています。「たまご村」でも様々な世代の方に人気の濃厚な卵です。
- ハーブ卵
昔から私達は植物を様々な用途で利用しており、その植物の中には、ヒトの健康に役立つ成分を含んでいるものがたくさんあります。現代のわたしたちも、これらの有効成分を持つ「生活に役立つ香りのある植物であるハーブ類(日本メディカルハーブ協会)」を利用して生活を豊かにしています。鶏糞からの堆肥を使って培養したクロレラをはじめとした微細藻類バイオマスと、ハーブ類の生産端材等の未利用資源を飼料に加えることで、通常の放牧卵に比べて老化などを抑える抗酸化活性のある卵黄カロテノイド色素が25%増加し、卵の劣化の指標である卵黄の過酸化脂質が28%減少しました。動物の幸せ(動物福祉:アニマルウェルフェア)を考えた低ストレスの放牧鶏に、高機能の未利用資源を給餌して生産された、健康と環境に配慮した「ハーブで育てた放牧卵」なのです。
6種類のハーブを飼料添加する事によって、卵の抗酸化作用や卵黄カロテノイド濃度の増加を目的として生産されています。ニンニク、バジル、パセリ、桑の葉、ローズマリー、ターメリック
- 八ヶ岳山麓卵
【 自然循環と産業動物福祉を念頭に置いた、持続可能な畜産を実践】
黒富士農場と八ヶ岳中央農業実践大学校は、2019年9月より業務提携を開始。 2016年から協議を開始し、準備を進める事3年目にしてようやく採卵を迎える事に成功。 歴史ある八ヶ岳農場では、時代の変化に対応し、日本屈指の『アニマルウェルフェア』の指導農場として 次世代の生産者の育成をサポートしているそうです。鶏卵の生産に関しては黒富士農場が生産管理を徹底する事で大学校の鶏卵品質向上に努めていて、黒富士農場で実践されている飼養技術やBMW技術などを活用する事で、 自然と共生した農場作りを行い、持続可能な畜産を目指すことを目標に作られた卵。八ヶ岳農場の生産方式は黒富士農場で行っている生産方式をそのまま採用しているので、安心安全へのこだわりも、飼料安全基準も同様。環境と動物に優しい卵作りを実践しているこだわりの卵です。
たまご村の放牧鶏ってなに?!
実はたまご村は卵だけでなく、こだわりの鶏肉も販売しています。
◎ PHF ⇒ 収穫後農薬を使用していないこと
上記のようなNON-GMO&PHFの飼料で育ち、広い大自然の中で走りまわっている元気な安心安全な放牧鶏です。
まとめ
たまご村の卵は卵自体に弾力があり生でも濃厚で美味しいです。お料理すると卵がふんわりします。また、安心安全な美味しいたまごや鶏肉はもちろん、ケーキ、クッキー、スコーン、バームクーヘン、アイスクリーム等安心で美味しいスイーツが手に入ります。オーガニック製品や食にこだわりがある方、プレゼントするにもおススメの商品があるお店です。今回甲府店をご紹介しましたが、塩山店、敷島店と店舗があるので是非安心安全な美味しいたまご村の商品を食べてみて下さいね。
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